私は、今現在は全盲の視覚障害者です。
生まれつき視覚には障害があったのですが、93年までは弱視と言われる程度でした。
当時の視力は、右が０．０６、左が０でした。
これでも小・中・高は公立の普通校へ通っていました。（今だと統合教育って言うのかな）
まあ、小学校を卒業するくらいまでは、自分自身が障害者である事をほとんど意識していませんでした。
ただ、一番前の席に座っても黒板の文字が見えにくいのには悩みましたが…。 (;_;)
高校時代は地学部というクラブに所属し、夜中に月や星を眺めたり写真を撮ったりしていました。
でも、普通の人が見える星の数の何分の一くらいしか分かりませんでしたけど…。 (^_^)
それでも87年9月には沖縄まで金環日食を、88年3月には小笠原諸島沖まで皆既日食を見に行ったりしてました。
高校卒業後、県内にある盲学校の専攻科理療科に入学し、３年間あんま・指圧・マッサージ、はり、きゅうの勉強をしました。
盲学校卒業後は市内の整形外科医院の理学診療科（リハビリ）に１０年勤務しましたが、８９年の冬にアイススケート場でリンクとハードキスをしてから視力が急激に落ちて、とうとう９４年には視力が無くなり９６年に自宅で「鍼灸マッサージ」の治療院を開業する事になりました。
現在、本業以外に和歌山県視覚障害者福祉協会・和歌山県身体障害者連盟・和歌山県身体障害者スポーツ協会・和歌山市視覚障害者福祉協会・和歌山市身体障害者連盟などの役員や評議員などもやらせていただいています。
また、微力ではありますが、視覚障害者向けのIT講習会やパソコン学習会のお手伝いもさせていただいています。
① TOP PAGEへ