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第52回京都大会


一日目
二日目
三日目





一日目 9月16日(土)
 今日から三日間、第52回全国盲青年研修大会が京都で開催される。
和歌山からは12年連続の私と去年の福島に続いて2回目のIさんの2名で参加。
近畿地区での開催という事で、もう少し頭数をそろえたかったのだが、いろいろと事情が重なって少人数になってしまった。
さて、私は京都へ向かう前に胃腸科と眼科へ寄って行かないといけないので11時過ぎに母と出かけた。
いつもの電車で途中下車して二つの病院を回って13時過ぎに駅で母と別れて私は和歌山市駅へ。
電車に乗って間もなくIさんから無事に予定の特急に乗ったとの連絡。
和歌山市駅でバスに乗り替えてJR和歌山駅に到着したのが13時50分。
Iさんが乗っている特急が和歌山駅に到着するのが15時46分だから、それまで2時間弱も…。
とりあえず、みどりの窓口で京都までの往復乗車券と特急券を買って、駅前をウロウロ。
うーん、このあたりってゆっくり座れる椅子が無いんだなぁ…。
仕方なく駅前でタバコを吸いながらボーっとして15時10分になったところで、マクドナルドへ。
セットメニューと単品のバーガーとナゲットを二組買って、駅の改札でサポートをお願いし、1番ホームのベンチで20分ほど座って待つ。
15時48分発の京都行きオーシャンアロー22号が入ってきたので、駅員さんに誘導していただいてIさんが乗っている3号車へ。
席を確保してくれているIさんと無事に合流出来て、まずは一安心。
しかし、さすがに3連休の初日で人が多い。
私もIさんも昼食を食べていないので、まずマクドナルドで買ってきたうちのエビフィレオと照り焼きマックのセットメニューとナゲットをそれぞれ胃袋へ。
残っているフィレオフィッシュとベーコンレタスバーガーは食べられなかったので、リュックに入れ替えて持っていく事に。
天王寺で意外と降りる人があり、新大阪でほとんどの人が降りて、後はガラガラに。
17時17分に終点の京都に到着し、ホームで待っていて下さった駅員さんに誘導していただいて指定の改札口へ。
改札口の外には迎えのボランティアさんが何人も待っていて下さった。
どうやら、同じような時間に北陸方面からの列車や新幹線でやって来られる方々もおられるみたい。
さすがに京都駅は大きいし、人も多いなぁ。
こりゃ、ウロウロしてたら迷ってしまう…。
駅のすぐ前にある京都タワーホテルまで誘導していただいて、9階の大会受付で資料と部屋の鍵をもらって、それぞれの部屋へ。
私は5階の531号室で、エレベーターを降りて左に曲がり突き当たりの手前でまた左に曲がって右側の4つ目の部屋。
ドアには浮き出しの部屋番号があるし、点字の部屋番号も貼ってくれている。
愛媛県のKさんと同室らしいがツインでも広いなぁ。
で、Iさんは二つ手前の529号室でシングルらしい。
まず、リュックの中から明日着る服やジャージやポロシャツを出してクローゼットへ。
そして、同室のKさんが何時頃来られるかを聞いてみたが、分からないらしい…。
うーん、こんな時、鍵が一つなのは面倒だよなぁ。
当初は駅前地下街のポルタという所にあるカプリチョーザへパスタを食べに行こうと思っていたのだが、列車内で食べたマックのせいで、食欲がわかないので、いつものように室内を点検してから、少し休憩しよう。
冷蔵庫にはペットボトルが4本入っているが、こういうのはえらく高いから、飲物はどこかで買ってきて入れよう。
あれっ、この部屋には灰皿が無い…。
Iさんの部屋には灰皿があるみたいなので、もしかしたら禁煙部屋かな?
まあ、ベランダに出られるみたいなので、どうしても部屋で吸いたくなったらベランダへ出よっと。
さて、19時前頃から、Iさんと二人で事前に京都の方に教えてもらっていた「総平」という居酒屋へ行く事に。
エレベーターで1階に下りようと乗り込んだら、「和歌山の方ですか?」と話しかけられたので、大会の関係者かなにかと思ったら、京都で日本語教室をしている外国人だった。
何故、私たちが和歌山から来ているのが分かったのか考えていたら、大会参加者である事を分かりやすくするための大きな名札を首からぶら下げていた…。
鍵を1階のフロントに預けてホテルを出て、すぐそばにある横断歩道を渡り、店の看板らしき物を探し、地下へ降りていく階段の所で躊躇していたら、お客さんに声をかけられ、階段を下りた先が目的地である事を確認。
曲がりくねった階段を下りて店内に入りカウンターに座り、店員さんにお奨めのメニューを読んでもらって注文したが、豆腐サラダ・貝柱のバター炒め・あなご天ぷら・出汁巻き玉子・かしわの黒コショー焼き・さけ茶漬けと酎ハイ等、それぞれに美味しかった。
21時頃にホテルに戻ってフロントで確認したら、まだ私の同室のKさんは来られていないよう。
ついでに飲物の自動販売機が何階にあるかを尋ねたら、「各階のエレベーターの近くにございます」との事。
そういや、エレベーターのそばでモーター音がしてたなぁ。
5階に上がってエレベーターを降りたら、すぐ右に自動販売機があった。
しかし、アルコールは無いみたいだし、普通の飲物は200円でペットボトルが250円…。
とりあえずIさんがサイダーとお茶のペットボトルを買って部屋へ。
部屋へ戻る途中で、製氷器を発見。
横に紙コップもあるし、これはグッド。
部屋に戻ったIさんは冷蔵庫に入れようと、既に入っているペットボトルと区別するのに元から入っていたのを倒していた。
Kさんの携帯電話の留守電にメッセージを残して、鍵を部屋に置いてドアロックを出したままにして、去年の福島で同室になってIさんと仲良くなった広島市のYさんの部屋へ二人で遊びに。
Yさんの部屋は6階の634号室だったので、ほぼ真上。
エレベーターを出て、左に曲がって進んだら壁にドタッ…。
あれっ、どうも階によって廊下の造りが違うみたい…。
何とか辿り着いて話をしていたら、22時過ぎにKさんから電話があり、到着したとの事で、部屋が空いている事を伝える。
ホテル内の自販機は高いなぁという話をしていたら、受付でもらった点字の資料を既に読んでいたYさんから冷蔵庫内のペットボトルはコカコーラさんからのプレゼントで、シングルには2本、ツインやトリプルには4本ずつ入れてくれているとの事。
あらら、そうなんや…。
Yさんの部屋もシングルだったので気兼ねしないでいたら、あっという間に日付線を越えていたので、二人とも退散し、私の部屋へ寄ってKさんと話をしてIさんは自室へ戻っていった。
私も浴衣に着替えてベッドに入りウトウトしていたら、26時過ぎにけたたましい警報音の後「ただいま火災警報装置が作動しました。係員が確認中ですので、しばらくお待ち下さい!」という日本語に続けて英語のアナウンスが二度。
さすが外国の観光客も多い京都やなぁと関心しながらも、私は布団に入ったまま動かないでいたが、隣のKさんも身動きしてない。
しばらくして、またけたたましい警報音の後「ただいまの警報について係員が調べました結果、問題はありませんでした」というアナウンス。
ふーっ、人騒がせな…。
どうも他の部屋では飛び起きて服を着て、いつでも逃げられるように準備していた人もいたらしい。
こうして一日目?は終わっていった。
二日目 9月17日(日)  私は6時半に起床して、部屋のユニットバスでシャワーを浴びて出てきたら、Kさんも起きてきた。
台風による天気を心配していたが、今朝はまだ陽射しがある。
Kさんはホテルの地下?にある別料金の大浴場が7時から利用出来るとの事でバスタオルなどを持って出て行かれ、私はドアロックをだしたままにして、7時半前にIさんの部屋へ呼びに行き、一緒に7階の朝食会場である黄緑(おうりょく)の間へ。
向かいで聞き覚えのある声がするなぁと思っていたら、青森のTさんだった。
今年は青森から三人も来ているらしい。
今日は和食でほとんど食べられる物だったが、昨日食べ残して持ってきたハンバーガーがある事を思い出したので、ご飯のおかわりはしないで8時前に部屋へ戻り、私はベーコンレタスバーガーを、Iさんはフィレオフィッシュを食べた。
そうこうしていたら、Kさんも朝食から戻られて話をしていたら、地下の大浴場というのはホテル内からは直接行けずに、一旦1階の玄関から出て、すぐ横にある入り口から入り直すらしい。
それは面倒だなぁと思いながら、Kさんが全盲である事にもビックリした。
一人で大浴場へ行って来るとの事だったので、てっきり少しは視力があるものだと思っていた。
私も一人でウロウロする方だが、一人で全く行った事のないお風呂へは行けないなぁ…。
8時40分頃になって再びIさんの部屋へ呼びに行き、9時からの代表者会議へ出席するために9階の八閣(はっかく)の間へ。
代表者会議では毎年の事だが発現するのはほとんど近畿の団体ばかり。
今年も地元開催の京都府を除く7団体全部が発現していた。
て、私も発言し過ぎたかな…。
そんなこんなで予定の10時20分という終了時間を5分も過ぎていたのに、情報部のK次長さんが「JBニュース」の購読について力説している。
おまけに「皆さん自身でIPアドレスを取っていただかないといけない…」などと言ってる。
「おいおい、間違えてるぞぉ」と何人かが思っていたが、時間も押しているので突っ込みは止めておいた。
10分ほどの移動休憩をはさんで3つの会場に別れて10時45分から分科会。
私とIさんは同じ9階の_ユニバーサルデザインについて_という分科会に参加するのに紫白(しはく)の間へ。
この分科会では、「全てのテレビ放送に解説放送を」や「次世代レコーダーに視覚障害者でも使用しやすいを」や「全ての家電製品のユニバーサルデザイン化を」や「タッチパネル式コインロッカーを」などについて話し合った。
12時半に分科会を終了し、お弁当を食べようと八閣の間へ戻ろうとしていたら、協議会長のFさんに呼び止められた。 うーん、代表者会議で余計な事を言いすぎたからなぁと思っていたが、今までの敬意や対策などを聞かれるだけで済んだ…。 その後、トイレに寄ってから再び八閣の間へ戻ったら、空き席が少ない…。
どうしようかと思っていたら、大阪府のSさんが空いている席を教えてくれて無事に着席出来て食事に。
お弁当自体は量もあったし、どちらかと言えば若者向きのおかずだったので満足。
おまけにIさんは普段はお昼ご飯を食べないとの事で半分くらいいただいてしまった。
それは良かったのだが、、着席した時から何か変な臭いが…。
例えれば、こぼしたミルクを拭いた雑巾が生乾きになっているような。
一応、お弁当でない事は確認し、テーブルでもないみたいだし、何だろう??
Iさんも気付いていたようで、この後、13時半から1時間ほどアトラクションで「珍獣王国」というユニットの演奏があるらしいが、このまま座っていたら気分が悪くなりそうなので、Iさんとふたりで脱出する事に。
そして、1階まで降りて玄関を出て隣?にあるお土産売り場へ。
あっ、外は少し雨がポロポロしかけている。
やっぱり台風の影響が出ているのかなぁ。
3連休の真ん中でもあり、たくさんの人で賑わっている。
親切な店員さんに説明してもらいながらIさんは携帯ストラップや小さな招き猫の置物や八つ橋なんかを買っていた。
私はというと、今回は近場という事で、お土産は無し。
この間に、Iさんに不思議なメール。
後で聞いたら、エレベーターを待つのが面倒で非常階段の場所を探してドアを開けて外の階段へ出たまでは良かったのだが、外からドアが開けられなくて困った知り合いがいたらしい。
他に昼のお弁当だけでは足りずに外へ食べに行った人も。
14時20分頃に会場に戻り、Iさんは「シャッフルボード」の研修で7階の黄緑の間へ、私は「裁判員制度についての研修で9階の飛雲(ひうん)の間へ。
あとは「スポーツ障害に対するあはき治療について」という研修。
ちょうどアトラクションが終わって、それぞれ研修会の会場へ移動するところだった。
「裁判員制度について」という研修では、啓発用のビデオを見せてもらい、日盲連副会長でもある竹下弁護士のお話しを聞かせていただいた。
このビデオは視覚障害者には理解しにくい作りになっているようで、一部であるが解説アナウンスを付けますとの事で、最初はビデオ自体に同録してあるのかと思っていたら、生で当てているようで驚いた。
16時半に研修会は終了し、一旦それぞれの部屋へ。
外では雨が降っているみたい。
私の部屋は今日から徳島県のKさんも加わって3人に。
だからツインでも広かったのか。
が、鍵がかかっていて入れない。
もしかしたら16時半から行われている全国委員会に出席されている愛媛県のKさんが持っておられるのかな?
隣の部屋でも入れなくて困っておられて、ボランティアさんが鍵を探しに行って下さり、50分頃に無事に入室出来た。
私の部屋は昨日までソファーだったのが、ベッドになっている。
多分、私が一番寝る時間が短いだろうから、ソファーベッドに。
そうこうしていたら、徳島のKさんが来られて、Iさんからヘルプがかかり部屋へ。
Iさんの部屋へ行ってみたら、ベランダへ出る大きなガラス戸が閉まらなくなったとの事。
二人で動かそうとしてもビクともしない…。
ガラス戸の高さは2mくらいあるし、ここは5階でベランダの手すりは1M20cmくらいなので、無理して落としたりしたら大変なので、フロントへ連絡。
すぐにフロントの方が来て下さって動かそうとしたけど、やっぱり無理で、ホテルの設備係を呼ぶ事に。
しばらくして二人の設備係りの人が大きなバールのようなものなどを持って来られた。
やっぱり、溝からズレていたようで、道具を使って戻したが、なかなか動かず、サビ?汚れ?などを掃除して、やっとガラス戸は動きやすくなった。
そして、17時45分くらいになったので、自室の徳島のKさんに先に行く事を言って、Iさんと懇親会の行われる9階の八閣の間へ。
今回の懇親会はテーブルが決まっていて、私たち和歌山の2名は福井県のOさんとSさんと女性のOさん、石川県のKさんとIさん、新潟県のSさんと同じテーブル。
開始予定の18時になっても、まだ全国委員会が延びているようで、始まらない。
そのうち、全国委員会は終わったものの、何人かが部屋に入れないようで、鍵を探しているみたい。
私の所へも愛媛のKさんが鍵を探しているという声がかかり、「徳島のKさんが持ってるはずです」と。
10分ほど遅れて懇親会開始。
挨拶やら乾杯やらも済んで、続々と料理がやって来る。
今年のはほとんど食べられるし美味しい。
石川のKさんは忙しくあちこちのテーブルを回っていて、ほとんど食事してないのでは?
そのうち明日の大会式典で司会をする安田さんという人の尺八での芸が少しあって、メインのクイズ大会に。
今回のクイズ大会は各テーブルごとに点数を争い、出題するのは近畿の8団体で、それぞれ地元にちなんだ三択の問題だ。
まず、滋賀県から始まり、琵琶湖内にある島で人が住んでいる島はどれ?という問題だったが、素直に出題するのでなくて、上手く掴んで笑いをとっている。
おかげで、負けん気の強い?近畿の各団体は、それぞれに小ネタなどを混ぜながら笑いをとっていくので、どんどん長引いていく。
ちなみに和歌山は「周参見町にある世界一海抜の低い位置にあるポスト」を問題にしてみた。
心配していたクイズ大会だったが、意外と盛り上がって良かったみたい。
で、優勝したテーブルは全問正解だったらしいが、凄いなぁ!
最後に私はハーブティーをいただいて、20時に懇親会は終了し、一旦それぞれの部屋へ。
私は着ていた服を片付けてリュックに入れて、ポロシャツとジャージに着替えてくつろいでいたら、Iさんに大阪市のMさんから呼び込みのメールがあったとの事で、Iさんは一足先に広島のYさんを誘って515号室へ。
部屋に来てくれていた兵庫のYさんと話をしてから私も大阪市の515号室へ。
その後、近畿の交流研修会の件で用事があったので、Iさんと滋賀県のお三人さんがおられる617号室へ。
が、階数ボタンを押し間違えて1階へ。
再び階数ボタンを押して到着した階に降りたら、何か様子が違う…。
確かめたら、ここは8階…。
再度エレベーターに乗って、やっと6階に着き、エレベーターを降りて5階と同じように歩こうとして、また壁にドタッ…。
あっ、また廊下の造りが違っている事を忘れてた…。
何とか部屋に辿り着いたら、あら、既にこちらのKさんはお休みみたい。
来年2月に滋賀県で開催する近畿の交流研修会の話をして、滋賀のSさんとTさんも一緒に再び515号室へ。
しばらくして、買い物に行っていた大阪市のNさんと広島市のYさんが戻って着て7人になり、飲む人、話す人と、賑やかに。
そのうち、兵庫県のYさんや神戸市のSさんや私と同室の愛媛のKさんも来られて、えらい事に。
私はノンアルコールで兵庫のYさんが持ってきてくれたタコの薫製や大阪市のNさんが買い出しに行ってくれたお菓子を食べる食べる。
隣の大阪府の部屋では鍵が無くなったらしく探し回っているみたい…。
日付が変わる頃には神戸のSさんや兵庫のYさんは退散され、Iさんはベッドの隅でお休みになられ、1時頃には滋賀のTさん、2時前には愛媛のKさんも退散。
そして、大阪市のNさんがカーペットの上で寝てしまい、2時過ぎには滋賀のSさんが退散され、変わりに滋賀のKさんが来られ、Iさんが復活。
途中で氷が無くなったので、私と広島のYさんで製氷器から氷を取ってくるために部屋を出たが、私の記憶が間違っていて自動販売機の周囲をウロウロ…。
何とか見つけて部屋へ戻り、結局、4時半頃までお邪魔して、大阪市のお二人以外は全員退散。
いくらカド部やだったとは言え、隣近所の部屋の皆さん、お騒がせしてスミマセンでした。 m(__)m
さすがに眠かったので、部屋に帰って服を脱いで、そのままベッドにもぐり混む。
三日目 9月18日(月・祝)  今日も6時半に携帯の目覚ましで起床して、まずシャワーを。
今朝も陽射しがあり、暑いくらい。
そうこうしていたら愛媛のKさんと徳島のKさんも起きて来られて、お二人とも地下の大浴場へ行かれるとの事で、7時前に出て行かれ、7時25分頃にIさんが迎えに来てくれて7階の黄緑の間へ朝食に。
今日は洋食で、ロールパンとクロワッサンをおかわりしてしまった。
私が部屋へ戻ったら、すぐに料Kさんも朝食から戻られた。
ニュースによると、九州では台風によって大変な被害が出ているようで、午後から帰られる皆さんに影響が出ないか心配。
私はというと、何か変な物を食べた覚えはないが、お腹の調子が良くないみたい…。
さて、忘れ物の無いように荷物の片付けをして、チェックアウトの手続きもしないといけないので8時半過ぎにお二人に挨拶をして鍵を持ってIさんの部屋へ。
Iさんもチェックアウトしないといけないので一緒に一旦、エレベーターで1階のフロントへ寄り、鍵を返して、再びエレベーターに乗って各種報告会や大会式典・記念講演の行われる9階の八閣の間へ。
9時からは昨日行われた代表者会議や三つの分科会・三つの研修会・全国委員会についての報告会。
10分弱の休憩をはさんで10時から大会式典。
式典の最後に次回開催団体の挨拶があって、富山県のH青年部長が笑いをとりながら話をしていたが、開催日を言ってなかったような…。
10分ほどの休憩をはさんで11時から記念講演。
私もIさんもお手洗いに行きたかったが、混雑していそうなので我慢する事に。
今年の記念講演は京都らしさという事で、狂言のお話しと実演。
茂山狂言会の皆さんにより、狂言独特の表現方法などの説明の後、「蝸牛(かぎゅう)」という有名な出し物の実演で、
太郎冠者が主人の祖父のために、食べると長生きをすると言われていたかたつむりを捜しに行くが、かたつむりがどんなものかを知らない太郎冠者は、主人から教えられた「土から生じて藪に住むもの」「頭が黒うて腰に貝を付けている」「折々は角を出すもの」「こうりょうを経たは人ほどもある」という4つの特徴で、その条件に当てはまる、藪の中で昼寝をしていた山伏をかたつむりと思い込んでしまう。
人の悪い山伏は、いかにも自分がかたつむりだと言って、太郎冠者の間違いを楽しんでやろうと考え、囃子物がないと行かれないと言って、太郎冠者に「でんでんむしむし でんでんむしむし 雨も風も吹かぬに でざ釜打ち割ろう」と囃子物を謡わせる。
帰りが遅いので捜しに来た主人も、山伏の囃す囃子物につり込まれ、三人ともども囃しにのって浮かれ続ける。

というもので、意外と面白かった。
11時45分頃に全日程が終了し、私とIさんは急いでエレベーターで1階へ。
1階にお手洗いがあると思っていたのに無いとの事で、再びエレベーターで8階へ。
エレベーターを降りて、一緒に乗ってきてくれていた人が誘導してくれるのかと思ったら、後ろにいない…。
あらっ、探すの大変だなぁと思っていたら、兵庫県の皆さんがおられ、付き添いのTさんに案内していただいた。
ふーっ、助かった。
個室へ入ろうとしたら入り口が肩幅くらいしかなくて、リュックを背負ったままだったので無理して入り、身体の向きを変えようとしたが、メッチャ狭い。
おまけに杖で床を探ったら障害物がいっぱいある…。
で、よく考えたら、掃除用具をいれている場所だったみたい…。
急いで出て、隣の個室へ。
こちらは普通だ。
用を済ませてエレベーター前で待っていてくれた方たちに、この話をしたらIさんの笑いが止まらない…。
その後、兵庫の皆さんとご一緒に駅前地下街で昼食をとって、13時11分の区間快速で大阪方面へ。
うーん、京都タワーに登ろうと思っていたけど、まあいいか。
大阪駅でYさんとお母さんがわざわざ降りて下さって環状線のホームまで誘導していただき、13時54分の紀州路快速に乗り座る事が出来た。
いつもお世話になり有り難うございます。
ウトウトしながら和歌山駅には15時16分に到着し、Iさんは一旦途中下車。
もっと帰ってくるのが遅かったら与太郎で夕食にしようかと思っていたが、まだまだ時間があるので止めて、マクドナルドへ。
マクドナルドでもお手洗いを借りようとIさんに誘導してもらったら、狭くて物がいっぱいあってと、また掃除用具の部屋だった…。
また、Iさんの笑いが止まらない…。
ドリンクとポテトを食して、和歌山駅へ戻り、Iさんは16時3分発のスーパーくろしおに乗り、私は17分発の和歌山市行きに。
そして、和歌山市駅で40分発の加太線に乗り換え、17時20分頃に帰宅。
ふわぁーっ、寝不足もたたって疲れたぁ。
夕食をとって一休みし、19時前にIさんも無事に帰宅されたとの連絡があって、一安心。
さて、来年は富山県であるらしいが、距離のわりに乗り換えの連絡が悪いみたいで、移動時間がかかりそう…。





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